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福島を旅する(Ⅰ)....塩谷岬
一見、何事も無かったような穏やかな大海原、記念碑に近づくと太陽電池が動き、あの大歌手美空ひばりの歌声が流れる。
ここは、紛れもなく二年前の3.11の大きな津波被害のあった海岸です。
只、幸運なことに、こちらの記念碑だけは唯一被害から免れたのです。
海水浴場として有名な薄磯海岸に面した集落は壊滅的打撃を受け、跡地は土台だけが残る被惨さです。
二年前、TVで流れる津波被害の現状に、幾度となくくる余震に精神的に参りそうになったことが蘇ります。

しかし、現実を直視し、被害に遭われた方々のためにも、東北を訪れることが一つの応援に繋がると思わずにはいられないのでした。
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画像左側にある見晴らし台は約6メートルだそうですが、津波時には9メートルの大津波が来たそうです。
さぞかし、被害に遭われた当事者の方々は驚き慄いたことでしょう。
海の向かい側には、今は廃校になった中学校がありますが、津波当日は卒業式で、幸いな事に午前中に皆帰宅しており、学校内での犠牲者はなかったそうで、せめてもの救いです。

被害に遭われた方々の悲しみと苦しみ、災害は決してひと事ではない現実....
色々な事を重く感じるのでした。せめて行政が手早い復旧復興をと願うばかりです。
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by boquet01 | 2013-03-10 20:09 | 風景 | Comments(2)
Commented by ままじ at 2013-03-10 21:48 x
それなのにもう痛みを忘れてまた原発稼働に大きく舵取りとは。
捨てられない核のゴミが恐ろしい速さで増えてゆきますね。いったいどうするつもりなのでしょう。
さらに、もっと不穏な動き。こわいです。
その地を実際に踏んでいらっしゃるharuさんには、さまざまな思いが重くあるでしょう。
2年前から、何も終わっていないのだと近頃強く感じます。

Commented by haru at 2013-03-11 19:22 x
★きょうは、あの東日本大震災から丸二年過ぎましたね。
TVを観ると各被災地の様子が伝わってきます。
被害に遭われた方々の復興を願うばかりです。

原発での大きな被害を考えると稼働してほしくは無いと思いますが、これからの将来がとても不安だらけですよね。
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